<Header>
<Author: 柳宗元>
<Title: 漁翁>
<Format: 格式不明>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 漁翁（ぎょをう）>
<BookPage: 709>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
漁翁夜傍西巖宿，
曉汲清湘燃楚竹。
煙銷日出不見人，
欸乃一聲山水綠。
迴看天際下中流，
巖上無心雲相逐。
<End Poem>
<Translation>
年老いた漁師が、夜、江の西岸にある大きな厳に沿って舟どまりした。暁に起きて、清らかな湘江の水を汲み、楚竹を焚いて朝食の準備をしている。
やがて川霧もはれ、太陽がのぼると、すでに老漁父の姿は見えず、はるかに$入江から舟をこぎ出す$櫓のきしる音だけが$静寂な川面に$ひときわ高く響いて、山もそれを映す江水も深い緑一色の中にある。
流れのただ中を下りながら、空の際をふりかえり眺めると、あの厳上を雲が無心に追いかけあうかのように流れている。
<End Translation>
<Formatted Translation>
年老いた漁師が、夜、江の西岸にある大きな厳に沿って舟どまりした。
暁に起きて、清らかな湘江の水を汲み、楚竹を焚いて朝食の準備をしている。
やがて川霧もはれ、太陽がのぼると、すでに老漁父の姿は見えず、
はるかに$入江から舟をこぎ出す$櫓のきしる音だけが$静寂な川面に$ひときわ高く響いて、山もそれを映す江水も深い緑一色の中にある。
流れのただ中を下りながら、空の際をふりかえり眺めると、
あの厳上を雲が無心に追いかけあうかのように流れている。
<End Formatted Translation>